ぬるゑゐのブログ

私のブログです。

最長「往復」切符の旅をしようと思います

実際に使うきっぷ。経路が長すぎて手書きになっています

 

お初にお目にかかります。ぬるゑゐです。

この度、「最長往復切符」の旅をしてみようと思い、せっかくならばとブログを開設した次第でございます。

どうぞよしなに。

 

以下で説明などをして行きますが、なにぶん初めてなもので読みにくいかもしれません。飽きたら読み飛ばして頂いて大丈夫です。

 

 

最長往復切符とはなんぞや

結論から言えば「読んで字のごとく」なのですが、もうちょい砕いて説明しましょう。

 

今年で開通から150年が経ち、今なお我が国の重要な交通インフラである鉄道機関。その代表たるJRの列車に乗るには、当然乗車券、すなわち切符が必要になります。

 

こういうのね

 

皆さんも「乗る駅から降りる駅まで」と切符を買った経験があるのでは無いでしょうか。その時に買う切符というものは、実は規定に準じていれば、ある程度経路を自由に決めることが出来ます。

 

例えば「東京から大阪まで鉄道で行こう」となった場合、

・新幹線でシンプルに真っ直ぐ向かっても、

・途中で北陸を経由して向かっても、

・なんなら山陰山陽を大回りして行っても、

規則に従っているのであれば、そのような経路を辿る切符を作ることが可能な訳です。もちろん距離が長くなればそれだけ運賃も値上がりますが。

 

であれば、このような問いが浮かびます。

経路が最も長くなるように切符を設定したら、どれくらいになるの?」。

 

この問いの答えは、既に「最長片道切符」として結論が出ています。鉄路は廃線増築を繰り返すものですので、時代によってルートは若干異なりますが、その度に有志の方々が答えを導いてきました。

 

また実際にこの切符を購入し、旅行される方も多く、Twitter等で検索をかけて見ると、今夏にも挑戦された学生さん達も居るみたいですね。

という訳で、私も学生の端くれ。時間がある今の内にやってみよう、となった訳ですが。

 

切符は「片道」の他に、行きと帰りがある「往復」という形態も購入出来ます。

最長「片道」切符があるのなら、当然、最長「往復」切符もある訳です。実際、某鉄道YouTuberさんも数年前にその切符で旅されていましたね。

 

どうせ時間のある学生なのだから、できる限り大きなことをやってみよう、ということで、最長片道切符……では無く、この最長往復切符に挑戦してみた訳です。

 

 

最長往復切符はこういうのです

では実際にその経路を見てみましょう。

乗車駅(そこから乗る路線)次の駅

という形で書いています。長いので例によって面倒な人は割愛しても大丈夫です

 

区間:竹松⇄稚内

形式:往復乗車券

経路:

竹松大村線早岐佐世保線)武雄温泉(西九州新幹線)新大村(大村線諫早長崎本線新鳥栖九州新幹線)博多(鹿児島本線)原田(筑豊本線桂川篠栗線吉塚鹿児島本線)折尾(筑豊本線新飯塚後藤寺線田川後藤寺日田彦山線)夜明(久大本線)久留米(鹿児島本線新八代九州新幹線)川内(鹿児島本線)鹿児島(日豊本線)隼人(肥薩線)吉松(吉都線都城日豊本線)西小倉(鹿児島本線)門司(山陽本線)幡生(山陰本線長門市美祢線)厚狭(山陽本線)小野田(小野田線)居能(宇部線宇部山陽本線新山口山口線)益田(山陰本線伯耆大山伯備線備中神代芸備線)広島(山陽本線海田市呉線)三原(山陽本線)倉敷(伯備線)新見(姫新線)津山(津山線)岡山(山陽本線東岡山赤穂線)相生(山陽本線)姫路(姫新線東津山因美線鳥取山陰本線)福知山(福知山線)尼崎(東海道本線)神戸(山陽本線西明石山陽新幹線)新大阪(東海道本線)京都(山陰本線)綾部(舞鶴線)東舞鶴小浜線敦賀北陸本線)金沢(北陸新幹線)富山(高山本線)岐阜(東海道本線米原北陸本線近江塩津湖西線)山科(東海道本線草津草津線)柘植(関西本線)木津(片町線)京橋(大阪環状線[西九条経由])今宮(関西本線)奈良(桜井線)高田(和歌山線)和歌山(紀勢本線)亀山(関西本線)名古屋(東海道本線)金山(中央西線塩尻中央東線)岡谷(中央本線[辰野支線])辰野(飯田線豊橋東海道本線)静岡(東海道新幹線)三島(東海道本線)小田原(東海道新幹線)新横浜(横浜線)八王子(中央東線甲府身延線)富士(東海道本線)沼津(御殿場線国府津東海道本線)大船(根岸線)横浜(東海道本線)鶴見(鶴見線)浜川崎(南武線[浜川崎支線])尻手(南武線)川崎(東海道本線)品川(東海道本線[西大井経由])武蔵小杉(南武線)立川(青梅線)拝島(八高線)倉賀野(高崎線)大宮(埼京線[通勤新線])武蔵浦和武蔵野線)西国分寺中央東線)神田(東北本線)東京(京葉線蘇我内房線安房鴨川(外房線)大網(東金線)成東(総武本線)松岸(成田線)佐倉(総武本線秋葉原東北本線)田端(山手線)池袋(埼京線[赤羽線])赤羽(東北本線南浦和武蔵野線)新松戸(常磐線)水戸(水郡線安積永盛東北本線)小山(両毛線)新前橋(上越線)越後湯沢(上越新幹線)高崎(北陸新幹線)長野(信越本線篠ノ井篠ノ井線)松本(大糸線糸魚川北陸新幹線)飯山(飯山線越後川口上越線)宮内(信越本線)柏崎(越後線)新潟(上越新幹線)長岡(信越本線)新津(磐越西線)郡山(磐越東線)いわき(常磐線)岩沼(東北本線)福島(東北新幹線)仙台(仙石線石巻石巻線)小牛田(陸羽東線)古川(東北新幹線)一ノ関(東北本線)北上(北上線)横手(奥羽本線)米沢(米坂線)坂町(羽越本線)秋田(奥羽本線東能代五能線)川部(奥羽本線)大館(花輪線好摩IGRいわて銀河鉄道線)盛岡(東北新幹線新青森北海道新幹線新函館北斗函館本線)大沼(函館本線[砂原支線])森(函館本線)白石(千歳線)沼ノ端(室蘭本線岩見沢函館本線旭川富良野線富良野根室本線東釧路釧網本線)網走(石北本線新旭川(宗谷本線)稚内

総距離:21,947.8km(営業キロ

 

JR(と一部会社線)を一筆書きで最も長く通る切符の往復ですので、ご覧の規模です。

九州から始まり、山陰・山陽・近畿・北陸・東海・関東・中部・東北と渡り、最終的には北海道まで辿り着き、そこからまた九州へ向かうルート。

切符やお金の都合上、四国や沖縄までは難しいですが、42都道府県を回るほぼ日本一周旅行みたいなものだと思って下さい。

 

 

買ってきました

さて、この最長往復切符ですが、「くださーい!」ですぐ出てくるものではありません。経路の長さやイレギュラーさ故に、発行に時間が掛かるのです。

12月某日、上の経路が書かれた紙を持って駅のみどりの窓口へ。「きっぷを作っていただきたいんですけど、経路がだいぶ複雑でして……」と前置きして手渡すと、他の方がブログなどで書いていた通り、「すぐには作れないので、準備でき次第連絡します」と案内して頂きました。

それから9日後、伝えておいた連絡先に非通知の着信が。完成したとのことでしたので、早速窓口に向かい、駅員さんと経路を確認したのち購入、無事切符を手に入れることが出来ました。

複雑で手間の掛かる切符でしたが、正確かつ迅速に作成して頂いたみどりの窓口の皆さんには本当に感謝してもしきれない思いです。ありがとうございました。

 

 

旅の予定

JRの切符は片道あたり100kmを超えれば基本的に途中下車が出来ます(例外はありますが)。最長往復切符は言わずもがな100kmを優に超えていますので、積極的に下車してみたいと考えています。

しかし学生の身ということもあって、基本的にお金がありません。

金欠を理由に名物や観光地は一部省略する可能性がありますので、その辺りはどうにか御承知おき下さい。

しかしお金がないから〜と適当に済ますのでは無く、金欠なりに観光を楽しむなどの挑戦は積極的にしていこうかと思っています。

 

鉄道知識などについて

おそらく、この最長往復切符という話題に興味を示してくれるのは鉄道ファンの方が多いのではないでしょうか。鉄道旅をするにあたって、小ネタや特別な列車をご期待の方もいらっしゃるかとは思いますが、既述の通りとにかくお金がありません。したがって特急などに乗る回数も少ないです。すみません。

 

また、私の鉄道知識なども比較的乏しいため、間違った説明やら、あまり話題に出来ないなど、マニアの方々にはそれほど満足出来ないつくりになることが考えられます。

その辺はどうにかご容赦を……

 

SNSアカウントなど

私ぬるゑゐはTwitterInstagram、(使うか分かりませんが)Youtubeなどにもアカウントがあります。

旅のリアルタイムな情報などはそちらの方が更新が早いと思うので、よろしくどうぞ。

 

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何かと合理化効率化と叫ばれるこの世の中、その目の前で反復横跳びをするようなのが今回の旅です。若者がなんか頑張ってらぁと温かい目で見守ってくださると幸いであります。